本や雑誌の処分をしようと思っても「なかなか捨てられない・・」という方も多いのではないでしょうか?
私は洋服などはあっさりと捨てられるのですが、本や雑誌は思いきれない性分です。
たぶん人それぞれに「捨てにくい」ジャンルの物があると思います。
「引っ越しのたびに減らしていった本や雑誌について」という前回の記事で
私の減らした過程を書きました。
それでも捨てられない本はどうしたか?今回はそこを掘り下げてご紹介したいと思います。
Contents
書籍の処分方法
まず、書籍を処分するにはどんな方法があるでしょうか?
おそらくこの5パターンになるかなと思います。
①捨てる
②人に譲る、あげる
③買取サービスや古本屋で売却
④メルカリなどのフリマアプリで売却
⑤電子書籍化
①〜③については私が説明するまでもありません。行動あるのみです。
買取サービスも引き取り金額に大差はないので近所のお店に持っていくのが一番いいと思います。
④のメルカリに関しては別記事に詳しく書いていますのでそちらをご覧ください。
電子書籍のメリット・デメリット
⑤の電子書籍化について説明する前に、「そもそも電子書籍ってどうなの?」と二の足を踏んでる方にメリット・デメリットをご説明します。
電子書籍のメリット
・圧倒的に省スペース
・何万冊もの本を端末1つで管理でき、持ち運びも可能
・紙の劣化がない
電子書籍のデメリット
・起動に時間がかかり目が疲れやすい
・充電が切れたら読めなくなる
・集中しにくい(人による)
・貸し借りや売却が出来ない
他にもメリット・デメリットは多々ありますが代表的な点を挙げました。
電子書籍は「スペースを取らない」。
これはどんなデメリットも打ち消す最大の魅力!やはり日本の住宅は狭いので利用しない手はないと思います。私も今回この「省スペース化」の為に電子書籍化に踏み切りました。
どうしても本は「紙」じゃないと・・という方は仕方ありません。スペースを上手くやりくりしましょう。こればかりは好みがありますので。
自分の本を電子書籍化する方法
「自分の本を電子書籍化する」について分類すると方法は3つあります。
①電子書籍で買い直す
②電子書籍化の代行サービスを請け負っている業者に依頼する
③自分で電子書籍化する(自炊する)
「自分の本を電子書籍化する」メリット・デメリット
①電子書籍で買い直す
・購入すればすぐに読書が出来る
・プロが電子書籍化しているので紙面の画像が綺麗
・電子書籍サービスの便利機能を使うことが出来る
・買い直すので本の代金をまた支払うことになる
・電子書籍化されていない本は買い直せない
クリックすれば5秒で購入できる手軽さは素晴らしいです。
「読みたいページにジャンプする」「しおりをはさむ」「マーカーをひく」「別の端末と同期できる」など便利機能が充実していて本を購入すればそれらの機能もすぐに使えるのは大きなメリットといえます。
ただ最大のデメリットは「お金」ですね。
買い直す冊数にもよりますが、何百冊も買い直すとなれば莫大な金額になってしまいます。
またレアな本や古い雑誌は電子書籍化されていない事がほとんどなので、それがネックになる方も多いと思います。私も予算がないですし、雑誌が多かったのでこの方法は諦めました。
②電子書籍化の代行サービスを請け負っている業者に依頼する
・自分の持っている本を電子書籍化できる
・自分でやる手間や時間がかからず、機材購入などの必要がない
・電子書籍を再購入するより価格は抑えられるものの費用はかかる
・日数がかなりかかるコースが多い
・雑誌などは請け負ってくれない所が多い
最初は代行業者に頼もうとしたのですが、雑誌が多い私にとって「雑誌NG」の業者が多いのがまずネックでした。雑誌OKの業者でも金額は一般的な書籍よりかなりコストがかかります。
普通の書籍だと「一箱いくら」で代行してくれますので、冊数も多く手間をかけたくない方にはおすすめの方法です。
業者は多数ありますので、冊数や本の種類、日数などを考慮して選ぶと良いです。自分の書籍を預けるわけですから信頼できる業者を選びたいですね。
③自分で電子書籍化する(自炊する)
まず「自炊」って何?という方に説明します。
電子書籍に関する自炊(じすい)とは、自ら所有する書籍や雑誌をイメージスキャナ等を使ってデジタルデータに変換する行為(デジタイズ)を指す俗語です。以下記事内でも「自炊する」と表現します。
・自分の持ってる書籍を自由に電子化できる
・機材以外のコストはかからない
・書籍を業者に預けて紛失・破損などのリスクがない
・とにかく手間と時間がかかる
・スキャナーや裁断機など機材購入のお金がかかる
ここまで様々な選択肢がありましたが、私は「自炊」を選択しました。
なぜ私が「自炊」を選択したか?
まず理由から
・自炊に励んだのは(去年)2020年の初夏で、コロナ自粛で在宅時間が増え、時間の余裕が出来たから
・引っ越しまで1年を切っていて、本棚も手放す事が決まっていたのでとにかく物量を減らさなければならなかったから
・古い雑誌に思い入れのあるものが多く捨てられなかったから
ただやってみるとわかりますが、自炊はとにかく手間暇がかかりますので、簡単にオススメはしません!
以下の条件の方が「自炊」の道を進んでください(笑)
「自炊」をおすすめする人
・膨大な書籍の電子書籍化を考えていて(捨てられない)なおかつコストをおさえたい方
・自炊の時間が取れる方
・自炊の手間が苦じゃない方
・自分の書籍を人に預けるのが心配な方
かなりの冊数を自炊しないと機材に初期投資しても元が取れませんし、機材そのものも場所を取ります。機材購入の前に今一度、自分がやり切れるかどうか検討しましょう。
「自炊」で必要な機材
まず自炊で必要なのは「裁断機」「スキャナー」「カッターマット」。
分厚い本は裁断機必須です!
私は雑誌がほとんどだったので、最初の数百冊は地道にカッターで切っていました。途中から恐ろしく面倒になってきてと裁断機を買いましたが、すごく楽に綺麗に作業できるようになりもっと早く買えばよかったと後悔しました。
裁断機
私が愛用している裁断機
私のように雑誌や薄めの本が多い方はこちらで良いと思います。
専門書や参考書のような分厚い本が多い方はお高いですが、以下のようなモデルじゃないと発狂すると思います。
スキャナー
私が愛用しているスキャナー
スキャナーは富士通が昔から定評があって間違いないです。
種類も色々ありますが、裁断して読み込むタイプが一押しです。
本を裁断して分解したくない方向けに「非接触モデル」もありますが、スキャンにかなり時間がかかるのでオススメは出来ません。
自炊ガチ勢は皆さん以下のモデルを使用されている方が多いです。
カッターマット
カッターマットは裁断機にかける前に本を分解したりする時、机が傷つかないようにあると便利。大きめサイズが良いと思います。
私が愛用しているカッターマット
カッターマットは自炊とか関係なく1枚あると、カッターを使う時に便利ですので持っていると重宝します。
自炊機材はレンタルしてくれるサービスもあります。そんなに冊数もなく、まとまった時間が取れて自炊DAYにするぞーー!という方はレンタルという選択肢もありでしょう!
次回記事では自炊のやり方(雑誌バージョン)をお届けしたいと思います。