ステーショナリー

使い始めて10年。葛西薫のカレンダーはシンプルの極みでわが家の定番品。《レビュー》

もうすぐ2018年も終わりますね。来年のカレンダーはもう用意してますか?わが家はつい先日購入しました。

部屋にカレンダーを。以前紹介したカレンダーを 新居の壁にかけてみました。 まず、場所はどこにしようかなぁと悩みましたが キッチンカウンターの壁に決...

一番最初にブログでこのカレンダーを紹介したのは10年前。↑昔の記事なのでつたない文章と写真でゴメンナサイ。。それ以降何回も登場してる葛西薫のカレンダー。この10年間、1回も浮気せずに使い続けています。

カレンダー売り場を見かけると「新しいもっと良いカレンダーあるかな?」と探すのですがまぁ無いんですよ、これが。最近はシンプルなデザインの物が増えてきて心揺れる事もあるのですが、やっぱりこのカレンダーは定番にして最強。

葛西薫氏とは「サントリーウーロン茶」「ユナイテッドアローズ」「とらや」などを手がけた日本を代表するアートディレクター。デザインに携わる者なら知らない方はいないのでは?というほどの大御所です。

そんな葛西氏とアンドーギャラリーの安東孝一さんが組んで作り出したこのカレンダー。それまではどれも作家性を主張したものが多く葛西氏自身の使いたいカレンダーがなかったので「作品としてではなく、ちゃんとカレンダーとしてデザインされたものを作りたい」そんなコンセプトから生まれました。

プロデュースした安東さんがこだわったのはこの3つ。「A3サイズ」「2パターンのデザイン」「価格を抑える」。デザイナーものにありがちな高い価格設定ではなく定番で使われるカレンダーとしての価格設定にこだわったそう。

葛西薫氏の「K」からとった「Kハンガー」と呼ばれる金具が、二つ折りになった6枚の用紙を1つに束ね、同時に壁掛け用フックの役割も果たしています。このハンガーのサイズは入稿前夜まで練られて決定したというこだわりぶりです。

1ヶ月ごとに破いていくカレンダーと違って、月が替わっても破った痕跡は残らず(Jan)→裏返す→(Feb)→1枚はずす→(Mar)→裏返す・・という動作で切り替えを行い、1年が経つと自然に消えていく、とても知的でスマートなデザイン。

紙質も「普段着のようなカレンダーにしたい」という理由から高価な紙は選ばれてません。でも佇まいにはきちんとした品があります。

シンプルなデザインはもちろんですが、「サイズ感」や「1日に予定を書き込めるスペースの広さ」といった実用性がある所も私は気に入ってます。カレンダーのサイズはやたらと大きいのに日付の並びが詰まってて全然スケジュールが書けないなんてストレスとは無縁です。絵も写真もなく、ひたすらカレンダーとしての役割をまっとうしています。

家のあちこちにカレンダーをかけるのは好きではないので、キッチンカウンターの壁にかけてるこれだけが、わが家唯一のカレンダー。本当はスケジュールを書き込んだ状態もお見せしたいのですが、個人情報てんこもりなのでご容赦ください。。私の書き込む時のこだわりは、黒ペンだけで色を使わない事。色分けするとせっかくのシンプルなデザインが台無しになってしまうかな〜と。

あとこのカレンダーは「罫線あり」と「罫線なし」の2パターンあります。両方使ってみましたが、ここ数年は「罫線あり」に落ち着いています。家族全員のスケジュールを書き込むので文字量も多いため、罫線がある方が日付をはっきり分けてくれる感じで好きなんです。

ちなみにカレンダーは「ピクチャーハンガー」にかけています。天井ギリギリの所にフックを取り付けて使うと目立つ所に穴があきませんし、何より高さ調節が自由。

これで来年も良い1年が過ごせますように。

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